クレジットカードの審査落ちの理由はコレだった!

クレジットカードの審査は、どういう人が落とされるのでしょうか?過去にクレジット契約やローンを利用したことがあるなら、それが原因かもしれません。

クレジットカードの申し込みで審査に落ちるのはなぜ?

クレジットカード審査落ちの理由はコレだった!

「クレジットカードを作ろうと申し込んだけど、手紙やメールで審査の結果が帰ってきたけれど、どうして落ちたか理由が分からない。」そんな疑問を持ったことはありませんか?

実際、クレジットカードの審査に落ちる人は意外と多く、「職も収入も安定しているのになぜ?」というケースも珍しくありません。


「納得がいかない。」、「理由が知りたい。」と思って、クレジットカード会社に審査落ちの理由を尋ねても明確な答えが返ってくることはありません。


では、クレジットカードの審査においては年齢、職業、年収、住居など、何が重要視されるのでしょうか?


再度申し込む際に、その問題をクリアして確実に審査を通過するための解決法はあるのでしょうか?

当サイトは、その疑問について深く掘り下げて考察していきます。


クレジットカード審査に落ちる理由は7つ

記入漏れや記入間違いなど申込書の不備

記入漏れや記入間違いなど申込書の不備

審査に落ちる要因として最も多い原因のひとつに、申込書の記入内容に間違いや記入漏れ、字が読み取れないなどがあります。

これらに当てはまる場合は、審査時に悪影響を及ぼすことになります。

記入内容に間違いがある場合は、虚偽の内容ということで、審査に通ることはありませんし、記入漏れがある場合も、適当な性格と判断される可能性があるため、審査時においては不利になります。
また、記入漏れが余りにも多い場合は、審査の仕様がありません。

そして、文字が汚くて読めない場合もまた、審査担当者が判断できないため、同じく審査することが出来ません。


また、勤務先の電話番号を間違えて記載していた場合は、クレジットカード会社からの在籍確認が取れないため、審査に通ることはありません。


この項目は、基本的なことなので、意識して気をつけていれば回避することが出来ます。


解決方法・ポイント

  • 申し込み無いように不備(間違い・漏れ)が無いかの確認をしっかり行いましょう。
  • 誰が読んでも理解できる文字で記入しましょう。(綺麗に書くよりも、丁寧に書くことを心がける)
  • 出来れば、携帯電話の番号ではなく自宅の固定電話の番号を記入しましょう。
  • 現在、使用していないクレジットカードがあれば、事前に解約しておきましょう。

携帯電話代の支払いを延滞している

携帯電話代の支払いを延滞している

最近多いのが、この携帯料金を延滞しているため、クレジットカードの審査に通らないというケースです。

ただし、携帯電話の毎月の使用料金だけを滞納してもクレジットカード会社が参照する信用情報機関には登録されることはありません。


ここで、問題になるのは、携帯端末を割賦購入した場合の滞納です。


現在では、携帯電話(スマートフォン)を割賦取引・契約で購入することが一般的になりました。

この割賦取引は、紛れもなくクレジット契約であるため、携帯端末料金を長期間、もしくは度重なる滞納があった場合には、信用情報機関に事故情報として登録されることになります。

当然、通話料と割賦の支払いが一緒である場合も同様に、信用情報に傷が付く(ブラックになる)ことになります。

クレジット契約で滞納があった場合、信用情報機関「CIC」に事故情報として『異動』と登録されることになるため、その後クレジットカードやローン契約をすることが出来なくなります。


解決方法・ポイント

  • 携帯電話料金の分割払いの遅延をすることがないように、きちんと返済しましょう。
  • 滞納料金を完済後、信用情報機関の登録情報は5年間残ることになります。そのため、完済後5年間を待って申し込みをするようにしましょう。
  • 時効援用をすることで完済扱いとなり、信用情報機関「CIC」に『完了』として5年間登録されることになります。また、消滅時効の援用をすることで、滞納料金は全てゼロになります。

審査時のスコアリングが悪い

審査時のスコアリングが悪い

かつてクレジットカードの審査は、担当者の人的なチェックで行われていましたが、現在は、申込者の各属性を数値化し、その点数に基づいてコンピューターが自動的に計算し審査を行う仕組みになっています。


人による審査がメインだった頃は、担当者の経験上の判断や直感などの恣意的な要素が加味され、その作業自体も煩雑で圧倒的な時間とコストを要するものでした。

これらの作業をコンピューターで自動化することにより、スピーディーで客観的な審査が可能になりました。

自動化作業は、申し込み者の申し込み情報を元に点数化し、その点数の合計で審査の可否の判断に利用しています。この仕組みを自動スコアリングシステムと呼びます。


具体的には、申し込み情報に記載されている年齢や職業、勤務年数などの属性や、過去のクレジット履歴、信用情報機関に登録されている支払い状況や借入額などを照会し、これらの情報を元にコンピューターが計算し点数付けをします。

審査に通るかどうかの可否は、スコアリングの総合点の高さが重要になります。



クレジットカードに関する属性

年齢、住宅状況、居住年数、配偶者の有無、同居家族の人数、職業、勤務先、勤続年数、年収、無担保借り入れ、など
※上記以外の項目についても、各クレジットカード会社により細かく設定されている場合があります。


解決方法・ポイント

  • 収入面 : 年収は多い方がスコアリングの評価は高くなりますが、それよりも安定的に収入があることが重要視されます。具体的には、会社員かフリーターか、正社員か非正規か、勤務先の規模、勤続年数などの属性により判断されます。
  • 住居 : 本人名義か家族名義か、持ち家か賃貸か、居住年数、婚姻の有無などにより判断されます。持ち家である場合や、結婚していたり、家族と同居していたりする場合は、支払能力ありとみなされるため評価が高くなります。
  • 個人情報 : 年齢や家族構成、個人信用情報が該当します。支払い延滞(61日以上の延滞、もしくは慢性的な延滞)や債務整理などで個人信用情報がブラックになっている場合は、審査に通ることが難しくなります。この項目により、審査落ちとなる場合は、個人信用情報を良くする事を第一に心がけましょう。

複数のカードに申し込みをする

複数のカードに申し込みをする

既に複数枚のカードを所有している状態で、更に他の会社に申し込みを行う場合や、短期間(約6ヶ月)に複数のクレジットカード会社に申し込んだ場合は審査落ちの対象となります。


カードの所持枚数は、審査に関係する要素です。


かつては、一人で何枚もクレジットカードを所持しているケースも多く見られましたが、最近は、カード会社が使いすぎを防ぐために、枚数を制限しているのが実情です。


たとえ、利用額がゼロの場合でも、3枚目を超えて4枚目の契約になると審査は非常に厳しくなります。

また、限度額の大きいカードを複数枚所持している場合も、適正な収支のバランスではないと判断され、審査落ちになる可能性が高くなります。


信用情報機関には、借入金額や返済情報だけなく、クレジットカードの申し込みの事実も登録されます。

審査の成否に関わらず、申し込みがあったという事実が登録されます。

カード会社は、審査の際に登録されている信用情報を参照し、判断材料としています。



そのため、審査に通るか不安だという理由で、同時に複数のクレジットカードに申し込んだ場合は、審査に落ちる可能性が高まります。

なぜなら、沢山のカードに申し込みをするということは、金銭的に困っていると判断され、踏み倒しをするのではないかと警戒されることがあるからです。


また、同じクレジットカードを、何度も申し込みと解約を繰り返していると、クレジットカード会社は、入会時の特典目当てではないかと判断するため、審査に落ちる原因になります。


解決方法・ポイント

  • 使用していないカードを解約するか、使用頻度の少ないカードの与信枠を下げておきましょう。(カードを解約しても、個人信用情報機関に6ヶ月間登録されるため、申し込むのは半年後)
  • クレジットカードを申し込む時は、1社に絞って申し込むようにしましょう。
  • 借金がある場合は、借金を整理して借入金額を減らした後に、審査に申込むようにしましょう。

信用情報に事故情報として登録されている

信用情報に事故情報として登録されている

過去にクレジットカードや消費者金融などで、支払い不能・延滞になっている場合、事故情報として信用情報機関に登録されます。

この信用情報機関に事故情報として登録される事を、俗に「ブラックリストに載る」と言われています。



事故情報があると、クレジットカード会社の申し込み審査が非常に厳しくなります。

クレジットカードの審査担当者は、申し込みがあると適正な与信判断を行なうために、申込者の信用情報を信用情報機関『CIC』で参照します。

参照した情報に、事故情報として掲載されていた場合は、返済能力に疑問ありと判断され、審査に落とされることになります。



信用情報機関とは、JICC(日本信用情報機構)、CIC(シー・アイ・シー)、全国銀行個人信用情報センター(全銀協)のことを指します。

これらの3社はCRIN(クリン)という、情報ネットワークを利用して相互に事故情報を交換しています。

どの機関でも延滞情報などの取引の記録は5年程度です。


クレジットカード会社は、審査時にCICに登録されている情報を参照します。

CICは、クレジット会社が共同で出資し、設立したという経緯があるため、クレジットカード会社が最も加盟している情報機関です。

主な加盟会員は、信販系、流通系、メーカー系、銀行系などです。



この項目は、『携帯電話代の支払いを延滞』と内容が重なる部分が多いですが、近年、携帯電話を割賦販売で購入した後にブラック登録になり、クレジットカードの審査に通らないケースが多発しているため、携帯電話料金についての説明は特別に項目を設けて紹介しています。


解決方法・ポイント

  • 返済が滞らないようにきちんと返済するようにしましょう。
  • 融資を受ける際は、計画性を持って利用するようにしましょう。
  • 時間の経過を待ち、信用力が回復してから、再度申し込むようにしましょう。

総量規制の枠を超えた借り入れがある

総量規制の枠を超えた借り入れがある

総量規制の枠を超えた借入が既にあるケースで、クレジットカードの申込みを行っても多くの場合、審査落ちとなります。


総量規制とは、借入総額(住宅・車等のローン除く)が年収の3分の1を超えてはいけないという制約のことを言います。

従来であれば、年収によるキャッシング限度額の制限はありませんでしたが、2008年6月に成立し、2010年6月に完全施行された総量規制により、借りたくても借りることが出来ないという人が増加しています。


例えば、年収300万円の人が、申し込み以前に100万円の借入があった場合、既に年収の3分の1である100万円を借入れていることになるため、総量規制の対象となります。

そのため、クレジットカードの申込みを行っても審査で落とされることになります。


クレジットカードの場合、総量規制は、キャッシング枠・カードローンにのみ適用され、ショッピング枠(総合割賦販売(2ヶ月以上で3回以上の分割やリボ払い)や個別割賦販売(自動車購入時等に個別の割賦払い契約を結ぶ))に適用されることはありません。


キャッシング枠に関しては総量規制規制の対象になる為、申込の際には収入証明書が必要になります。



クレジットカードの中には、未だにキャッシング枠を必須にしてる所もあります。そのため、そのような所で新規にカードを作ろうと申し込んでも審査に落ちることになります。

また、キャッシング枠の無いカードを申し込む場合であっても、審査は不利になる傾向にあります。


解決方法・ポイント

  • 消費者金融などからの借り入れを減らし、改めて申込みをすることで審査に通る確率が上がります。
  • 上限を引き上げるために、年収を増やすことで審査に通り易くなります。
  • 銀行や信用金庫、信用組合は総量規制の対象外なので、銀行のカードローンに申し込むという方法があります。

スーパーホワイト状態になっている

スーパーホワイト状態になっている

審査落ちとなる原因の一つに、カード履歴のない人(いわゆるホワイト)が対象となるケースがあります。


ホワイトとは、ブラックの反対で「申込みの事実も支払の事実もない」、つまり、カード履歴が真っ白であるということです。

中でもスーパーホワイトは、長年クレジットカードの利用を嫌い、現金主義で通してきたために、個人信用情報に一切の履歴がない人のことを言います。


事故履歴のあるブラックとは違い、履歴が真っ白な状態であれば審査に有利だと考えがちですが、実際は異なります。

クレジットカードの審査時には、信用情報の過去の記録に基づいて判断します。

そのため、申込者の履歴が全く無い場合は、返済能力の有無について判断のしようがないということになります。


なにより、今までカードを持たなかったのには、「何か訳があるのではないか?」、「自己破産をしたのではないか?」などの疑念を抱かれ、審査に通りづらくなるのです。

特に、30歳を過ぎているにも関わらず、個人信用情報機関への申込み状況・決済状況の登録(クレジットヒストリー クレヒス)が全くない場合は、審査に通ることが難しくなります。

若いうちは、クレヒスが無くても審査時に影響はありませんが、年齢が上がるにつれて厳しくなる傾向にあります。

そのため、クレヒスを積もうと1枚目のクレジットカードを申し込んでも、審査に通るのは難しいのが現実です。


解決方法・ポイント

  • 審査の難易度が比較的低い消費者金融系のカードで、信用情報の実績を積むとでクレヒスを積む。
  • 携帯端末料金の分割払いをすることでクレヒスを積む。

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